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また秋に、お目にかかりましょう


6月25日(月)うす曇り

「じぶんの聴き方に不満をもてるひと」
さいきん傾聴者の“向き不向き”について質問されたときには、こう答えるようにしています。

今日も「わたしは性格的に向かないのかも」とおっしゃる方がいました。よくよく伺ってみると、仲良くなると余計なことをつい言いたくなってしまうとのこと。「お節介なことはあまり言わずにだまって聴いてる方がいいんでしょうけど、、、どうもねぇ」、と。そうしたご自身の性格を振り返ってみて、すこし不安になられたようでした。

傾聴は自分の性格のうえに“付け加える”タイプの技術ですから、そもそも性格的な向き不向きというのはありません。豪快なひとは豪快なひとなりに、慎重なひとは慎重なひとなりに持ち味を活かして聴くのが一番です。

そのかわり、と言ってはなんですが、「じぶんの聴き方に不満をもてる」というのでしょうか。聴き方を模索したり、工夫をおもしろがったり。そういう意識をもてることは必要な資質に思えます。でも、こればっかりは「教える」ことができない部分なんですよね。たぶん。

ちなみに。
お節介、わたしはいいと思うのです。
親切のとっかかりなんてたいていはお節介からはじまりますし、お節介かどうかは言ってみなくちゃわからないってこともあります。とくにこの方の場合「仲良くなると」という前置きがあるわけで、お節介して大丈夫な相手をきちんと選んでいるんですよね。

なにより「じぶんのこういうところがイケないのよね」と自覚的な方は、それほど大きな失敗はしないものです。

傾聴で大切とされる興味とか関心だって、お節介と紙一重というか、なんとなく親戚みたいなところがありますよね。


今日は市川での定期講座「傾聴入門」の最終日でした。
市川での入門編、そして実践編は、また10月から新しいクラスでスタートします。

author:澤村直樹, category:日記, 22:46
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DVD撮影



6月17日(日)晴れ

昨日は、秋から始まる通信講座「傾聴実践」の教材用DVD撮影をしてきました。

はなしを聴くときの、「間」や「雰囲気」はどうしても文字だけで伝えるのはむずかしい。ので、映像や音のちからを借りて、イメージの幅を少しでも広げることができたら嬉しいなと思っています。

DVDには会話例がたくさん出てくるのですが、今回ふんだんに盛り込んだのは「日常生活での会話」です。これは、わたし自身の最近のテーマでもあるということ、そして受講生からの「傾聴を毎日の会話でも活かしたい」という声を意識してのことでもあります。

ふだんの会話がやわらかくなると、「ここぞ」という場面でも、それはやっぱり反映されると思うのです。

収録中、撮影スタッフや出演者の皆さんからこぼれる「こういう聴き方ついやっちゃう(笑)」という笑顔が監修者として嬉しく印象的でした。



ちなみに、前回「傾聴入門」の時は冒頭あいさつだけの出演だったわたしですが、今回は事例の解説やリラックス法の実演など、たくさん出番をいただきました。ガチガチに緊張していますが、そこはどうぞ「やわらかく」受け止めてくださいませ。


(上は撮影前の風景、下は台本)

author:澤村直樹, category:日記, 12:48
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そんな時だって、やっぱりありますよね



6月14日(木)晴れ

聴けない時の自分とどう付き合うか。
このところ、あちこちの講習会でこのことをテーマに扱っています。

どうにも聴く気になれないとか、あの人と話すのがたまらなくおっくうになるとか、そういうことはよくあります。こういう時はたいてい、その前に「なんとかしよう」と一生懸命奮闘した自分がいます。そして、良心が息切れを起こして、パワーダウンしている時ほど「おっくうさ」は膨らんでくるわけです。

こういう時は、その人との距離を「気づかれない程度」に取ってみる。そして、空いた分を遠慮なく、自分の鋭気を養う時間に充ててみる。
どうも、この2段構えが「良心復活」のヒントになるようです。

普段の関わりと表面的には変わらなくても、心の中で距離を置くことで本来の自分らしい冷静さが取り戻されたり、いつもとは違った角度から新しい発見に出会えたりすることも。

おっくうさが、身体からの「一息ついて」のメッセージだとすれば、日常にある「おっくうさ」にまずは気づくところから始まるのかもしれません。


6月10日(日)は通信講座の傾聴スクーリング。
翌11日(月)は市川オープンでの傾聴講座を担当してきました。市川オープンでは、秋から入門編に加えて「実践編」も始まることに。皆さんで聴き方の工夫を語り合いましょう。


(写真は、吉祥寺駅のホームから、なんとなく)

author:澤村直樹, category:日記, 12:02
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うっかり



6月8日(金)晴れ

今日は立川ARTでのカウンセリングの日・・・と思ったら、勤務日は明日でした。
クリニックに着いて、いろいろ準備を整えて、さあ時間までしばしくつろごうかなと思った瞬間、スタッフの方からの一言で発覚。基本的には金曜土曜とジグザグな日程で、先週が土曜だったからてっきり今週は金曜とばかり。そうだ、6月はちょっと不定期だったのでした。

あると思ってた予定がなくなった(ただの勘違いですが)ので、原稿執筆を進めることにしました。

あ、それと立川ARTレディースクリニック関連のお知らせです。
7月から私(澤村)に加えて、女性カウンセラー(アクティヴリッスン所属)によるカウンセリングも始まります。平日火曜(隔週)を担当させていただくことになる予定です。
近々周知のチラシを配布できたらな、と考えています。


明後日10日(日)は、NHK学園通信講座春のスクーリングの2日目です。
皆さん、ワイワイと傾聴について語り合いましょう。


(写真は夕暮れの井の頭公園)

author:澤村直樹, category:日記, 19:28
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もうひとつ、10月からの開講予定


大人のためのライフスタイルを応援する「多摩らいふ倶楽部」
その倶楽部会員向けのカルチャーセンター「多摩カレッジ」で、10月より傾聴講座を開講させていただくことになりました。

「多摩カレッジ」傾聴定期講座
場所:国立駅前
日程:毎月第2金曜日の午前中
期間:10月〜3月(全6回)

傾聴と言ってもボランティア活動のように専門的なものではなく、「家族との楽しい会話」をテーマに、みなさんでワイワイやりたいと思っています。
国立付近の方、家族とのコミュニケーションに興味のある方、10月にお目にかかりましょう。

author:澤村直樹, category:日記, 09:40
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声援の追い風を



6月6日(水)小雨のち晴れ

今日は国立でのオープンスクールの日。
春期と夏期合わせて全10回の傾聴連続講座、その4回目でした。

みなさん、生活の中でたくさんのいい工夫をなさっています。
そういうのを発表して、みなさんに聴いてもらって、「すごいなぁ」とか「わたしもやってみよう」とか、そういうことをお互いに確認する時間でもあるんですよね、講座って。
そうした時間って、やっぱりすごく大切だと思います。
特に何かを新しく始める時、ちょっと壁にぶつかりそうな時、一番やる気に繋がるのは「よく頑張ってるね」という周りからの拍手とかエールだったりしますから。

今日はそこのところの配慮が手薄くて、つい「こうしたらどう?」というお節介ばかりに関心が向いてしまった、そんな一日でした。


(写真は、国立大学通り)

author:澤村直樹, category:日記, 18:12
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